鉄板焼 一如

路地から拡がる人と人の繋がり

今の日本では道端や家の前での立話が減っています。インターネットの普及に伴い、偶然のコミュニケーションが実空間から仮想空間へと変化しているからです。この店では実空間でのコミュニケーションを最大限に楽しんで頂けるように昔ながらの日本の空間手法を使っています。ここでしか味わえない鉄板焼一如を是非ご堪能下さい。

見えたり見えなかったりする外観

路地空間には、光と白い壁の層を作る事で日本の昔ながらの空間手法「重なり」によって奥行感を作っています。又、歩く事で壁や流木の隙間から店内の見え方が変化し、奥を覗きたくなる視覚的な拡がりが生まれます。 街路を作るメリットはインテリアに外部を取り込んでいるので、通行人には開かれたお店ですが、客席が見えない設計となります。入りやすく、落ち着きある空間になってます。 特徴ある三種類の客席を用意しました。 一つ目が鉄板焼の臨場感を体感出来るカウンター席とソファ席。半屋外的な開放感ある空間。カウンター席はもちろんですが、ソファ席も板前さんとの会話や鉄板焼が見えるよう一段高さを上げています。 二つ目が白の茶室。躙り口から入り、立ったている時の視点と座っている時の視点で空間の印象を変えるグラデーションルーバーに包まれています。 三つ目が夜の花見台。店内を見下ろせる特別感を味わえる席。黒に包まれた空間は自然と店内や店外に視線が向かうようにデザインしています。

所在地
220-0004 神奈川県横浜市西区北幸2丁目12−26 フェリーチェ横浜 1F
施設内容
鉄板焼
委託業務
空間デザイン、設計、設計監理
面積
85.95㎡
コスト
2,080,000万円(※設計参考金額、時期により異なります)
期間
4ヶ月(現調〜竣工)